今まではデジタル系のコンテストに拘っていました。
ですが最近ではデジタル系コンテストがとても限られていて、出品できるコンテストがあまりにも少ない状態です。
そこで「デジタル」の解釈を変えて、デジタルの範疇を広げるのはどうかと考えています。
例えばメールで応募するのもデジタルです。
文字をパソコンやスマホで入力するのもデジタルです。
絵もCGならデジタルです。
また手書きの文章も絵もコピーや印刷するならデジタルです。
写真もデジタルカメラが今では当たり前です。
そうやってコンテストのテーマに合わせて、どんどん新しいことを勉強して様々なスキルを習得し、さらに入賞出来たらなおいいです。
コンテストを目指すことでクリエイティビティを発揮できます。
コンテスト入賞の秘訣のブログなので、コツはあらゆるジャンルのコンテストに応募することです。
超大作が評価されるコンテストがありますが、例えば市販ゲーム「ドラクエ」等が入賞する「文化庁メディア芸術祭」などがあります。
個人制作でそんな何十億円もかけて開発されたコンテンツに太刀打ちできるはずがありません。
僕も「文化庁メディア芸術祭」に応募していますが、端から入賞なんて諦めています。ただデジタルコンテンツを募集するコンテストにはできるだけ全部出品したいだけですが。
100人のプロが1年かけて作るゲームを、1人で作ろうと思えば100年かかる計算になります。
だからニッチなコンテストを見逃さないように、アマチュアが応募しそうなコンテストを目指すといいと思います。
賞金が少なくてプロだと儲けにならないとか(文化庁メディア芸術祭も賞金が少ないですが)、製作期間が短いコンテストとか。
もちろん大作も審査に有利かもしれませんが、僕は一つのテーマで一発ネタで勝負しています。間違い探しなら問題はたった5~10問でも入賞しています。
「製作費のコストが出せないなら、アイデアを出せ!」当たり前ですね。
アーティストの「八谷和彦」さんは「風の谷のナウシカ」でナウシカが乗っていた小型飛行機「メーヴェ」の本物を開発中で、試験飛行にも成功してるそうです。
僕はそこまで技術も資金も無いのですが、僕の場合、「蟲師」に出てくる呪文の文字が空中に連なる表現を真似ました。
さらにできればVRにしたら、見渡す限り呪文の文字が舞っていたらカッコいいかもしれません。
こういう感じで、漫画やアニメや映画に登場するものを真似て、自分なりに作ったら面白いんじゃないでしょうか?
僕は本も書いていますが、出版社に本の企画が採用されるのは、コンテストに採用されるのと似ています。
それで僕が書いたのは、一般書は「3D IQ間違い探し」だけで、他の10冊以上はプログラミング入門書ばかりです。
技術書はスキルを持ってるだけでなく、企画が通らなければ書かせてもらえないし、商業出版もできません。
そこで出版社に企画を提案する時の僕なりのアイデアを記事にします。
本の企画で通りやすいテーマは、「人気のある技術であること」か「マイナーでも類書がないこと」が大きいと思います。
メジャーで類書がなければ、一番いいと思いますが。
今度出版する予定の「Xamarin」入門書は、Microsoftが買収したほどの技術なのに、類書がほとんどない(ただし洋書ではたくさんある)というテーマです。
しかもMicrosoftが最も力を入れている技術の一つ、プログラミングIDEの「Visual Studio」のmacOS版「VisualStudio for Mac」とあって、これから「C#」で「iOS」「Android」「Windows」でスマホアプリをクロスプラットフォームするなら一番と思われます。
「C#」はゲームエンジン「Unity」でも採用されているほどです。
今まで類書がなかったのは、年間20万円以上するライセンス料がネックで、Microsoftが去年(2016年に)買収して、機能制限のない無料プランができたため、今後はたくさん類書が出てくるものと思われます。
入門書を書きたいなら、「Xamarin」のような今後メジャーになりそうな技術を先取りしたいですね。
コンテストによっては、決められたテーマに沿った作品が募集されている事があります。
例えば、DocomoのAndroidアプリコンテスト「MEDIAS W アプリ開発コンテスト」で、2画面のアンドロイド・スマホ向けに作品を募集していた事がありました。
そこで思いついたのが、2画面の間違い探しを僕がよく作っていた事。
その中でコンテストにまだ応募した事がなかった「共通点を探せ!」クイズを出品することにしました。
普通よく似た2つの画像を見比べて間違い探しするのとは逆に、異なる画像から共通点を1ヶ所探すクイズです。
この作品はドコモのコンテストでグランプリを獲得しました。
http://www.itmedia.co.jp/mobile/articles/1306/27/news164.html
こんな感じで、コンテストで提示されたテーマにぴったりな作品を出品する事が大事です。
Posted in テーマ
コンテストではやはり斬新なアイデアも求められます。
そこで僕が考えたのは、「間違い探し」シリーズです。
最初は、よく似た2つの画像を見比べて間違い探しするクイズをひねって、元になる画像を3D世界で別のカメラアングルから見て間違い探しする3Dクイズを考えました。
これはコンテストに入賞しただけでなく、テレビでも出題され、「3D IQ間違い探し」という本にまでなりました。
それ以来、色々と間違い探しのアイデアを考えました。
「バグズバグ」は3Dでカメラを360度旋回でき、元になるシーンを180度逆から見て間違いを探すクイズです。
「STREET」はアニメーションする3Dキャラ達を別のカメラアングルから見て動きの間違いを探すクイズです。
「Songs」は著作権切れの童謡などに一ヶ所わざと音程をずらしてそれを探すクイズです。
「Paradox」は音楽の歌詞の矛盾点を探すクイズです。
「共通点を探せ!」は逆に全く違う2枚の画像から共通点を探すクイズです。
「間違い正し「Seasons」」は、3Dクイズと同じで、さらに間違い箇所を正しい位置に移動するクイズです。
こうして「間違い探し」シリーズは、僕の専売特許となったのでした。そして今後も新しい間違い探しを考えています。
またデジタルアートでたくさん賞を取っている「shockwave向上委員会」も、「意味字」というシリーズを作っておられます。
「image」と「意味を持った字」とをかけてるのでしょう。
例えば漢字の「水」という字が川を流れている様子などがインタラクティブにアニメーションします。
これらのようにオリジナルのテーマを考えるのが大事だと思います。
Posted in テーマ